はじめての将棋
おはこんばんちわ!
最近将棋デビューしたおフレさまがいたので、初心者向けの
将棋の戦法や注意点を並べていこうかと思います。
駒の動かし方などは、やっていくうちに嫌でも覚えていくので、
ここでは割愛します。
ところどころ専門用語が出てくると思いますが、
後に説明なりリンクなりを張りますのでご心配なく。
それではさっそくイッテミヨー!
よくありがちな局面です。
以下の盤面を見てください。
対局開始から、先手・後手ともに角道を開けた状態ですね。
このまま角交換したとします。
2二角成。 ↓↓↓
同銀。
一見ただの角交換ですが、何かが違いませんか?
そうです。
何故か後手の方が、銀が上がっている分、一手得しているのです。
まだ序盤なので、大した差はないかもしれませんが、
将棋はこれが積み重なっていくことで、有利・不利がはっきりと出てきます。
ということで、まずは
むやみやたらに駒交換はしない。
(※持ち駒に入るので、局面によっては全然アリです)
先程のような局面であれば、
このように止めてしまうか(心の声:角交換する気はないよ!)、
金で受ける(心の声:どうぞどうぞ!)なりした方が無難です。
前者であれば、四間飛車*などにも発展しますし、
後者であれば、後手が角交換してくれれば、逆に一手得になります。
前者・後者とも、次に紹介する矢倉の準備にもなります。
対局開始から、何も考えずズンドコ攻めていくのもいいのですが、
まずは王(玉)の守りを固めた方がよいと思います。
というわけで、次は防御の型である囲いを覚えましょう。
上図は矢倉(矢倉囲い)といいます。
まずはこの形を作れるように慣れましょう。
角はなくてもいいですが、通常つくろうとするとこの位置に
なると思います。
超有名な基本の型であり、色々な戦法に発展しやすいので、
知っていると知らないとでは雲泥の差があります。
それでも弱点はあるので、過信しすぎないように。
それじゃも一つ。
上図を美濃囲いといいます。
矢倉と並んで有名な囲いの一つ。
必然的に振り飛車*になり、矢倉に比べて早い段階で完成します。
攻めに転じるのも早いので、さっさと攻めたいせっかちさんに
おすすめです。
守ってばかりじゃだめですよね。
それでは、基本的な戦法の一つである棒銀をご紹介します。
ひふみん*もよく使っていた、有名な戦法。
飛車の筋に、銀を棒のように真っ直ぐに攻めて行きます。
これだけでは大した威力はないですが、角を交換せずに
桂馬なども併せて使うと、なかなかの破壊力があります。
上図は矢倉を組み立てつつ、棒銀を進めた局面です。
先程の棒銀に加え、角道も開けたため、かなり威力が期待できます。
1筋の歩交換の際に、香で取りたいところですが、あえて銀で取り、
相手の香を釣ります。
かなり崩れてきました。
相手は1三歩で受けるか、1六歩と飛車を止めに入るでしょう。
どちらにしても先手が有利です。
1筋は開いたので、ここまできたら手を止めずに攻めるべきです。
ざっと流しましたが、とりあえずはこんなところですかね。
今回紹介したのは基本の型ですので、同じ矢倉でも色んなタイプがあります。
状況によって切り替えられるようになると、一歩前進できます。
***最後に注釈***
先手なら飛車を6筋に、後手なら飛車を4筋に振る(横移動)。
手薄になりやすい筋に飛車を振るため、よく使われる戦法。
ひふみん:加藤一二三9段。かわいい。良くも悪くも天才。
こんな感じで。
それでは、またの機会に。